アニメ『銀河英雄伝説』『新釈 眞田十勇士』『鬼神童子ZENKI』などのプロデューサー田原正利(正聖)の制作日記

田原正利のプロデューサー日記

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慣れないシチュエーション
またまた『銀河英雄伝説』の舞台の話

ちょっと前の話になるが、舞台の立ち稽古が始まった日、演出の方からの要請で、キャストの皆さんの前で各キャラクターの詳しい説明をすることになった。
各キャストの方も、前から作品のファンだったと言って下さる方や、今回の出演が決まってから原作を読んだりアニメを見たり、事前に熱心に勉強してくれている方もいる。しかし、その読み込みの度合いはまちまちだ。抱いているイメージが共通のものかどうかは分からない。まして中にはコミック版しか読んだことがないと言う人もいるし、全然予備知識なしの人もいる。そうした人たちの認識を一致させるために、一応の指針を示して欲しい、と言うのだ。
舞台の脚本は『銀河英雄伝説』全体の15分の一を切り取って、更にいろいろな意味で四捨五入してできている。その切り捨てた部分もバックボーンとしては存在するのだから、その「脚本を読んだだけではわからない」ところを説明し、役作りの参考にしてもらおうということだ。
くどいようだが、今回の舞台はアニメの舞台化ではない。だからアニメ版の解釈ではなく、原作でこういうエピソードがあって、こういう性格に描かれている、ということをキャスト全員の前でザッと説明する、という趣旨だ。

 それは良いのだが、これが妙に緊張した。
 メインキャストとアンサンブル合わせて約50人に、所謂扇型に集まってもらって要の位置で説明したのだが、この50人の視線が圧力となる。
私だって、これまでもイベント会場で1000人以上を前に喋ったこともあるし、TVカメラの前で話したこともある。そういう時は大概司会者かインタビュアーがいて、こちらは聞かれたことに応えていれば済むのが、今回は一人で喋る「講義」のような形になってしまったこともあるが、それだけではない。舞台上から客席を見ても良く見えない。TVカメラはその向こう側を意識しなければ、単にそこにはカメラマンがいるだけだ。ところが今回は同じ空間で、至近距離で50人というのがプレッシャーだ。
しかも役者さんたちは所謂「眼力(めぢから)」と言うものがある。その眼でじっと見つめられている中で喋ると言うのは、これほど圧力を感じるものなのか、と実感した。「気圧される」というのは、こういう状態なのだろう。
これまでも声優さんにキャラクターの説明をしたりすることもあったが、これほどの集団を前にするのはやはり違う。
妙に疲れて、慣れない事はするのもではない、と思ったが、同時に舞台の役者さんたちの迫力と言うものを実感できた気がして、期待は高まったのだった。
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