アニメ『銀河英雄伝説』『新釈 眞田十勇士』『鬼神童子ZENKI』などのプロデューサー田原正利(正聖)の制作日記

田原正利のプロデューサー日記

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ブルーレイの「画質」
『銀河英雄伝説』のBlu-rayのマスタリングも佳境。本伝第4期に入り、あと2回で本伝が終わる。

もともと今回のBlu-rayは従来のDVD用のマスターを利用してHD画質にアップコンバートしたもので、音も従来の2Chステレオを擬似5.1Chに加工したものだ。
その意味では、正直過大な期待をしてもらっても困る。
実際、従来のDVDと今回のBlu-rayを見比べると、印象としてはDVDの方が「キレイ」に見えるかもしれない。表現が難しいのだが、トレス線等はDVDの方がパキッとして見える。
アップコンバートというのは、簡単に言ってしまえばTV画面の走査線と走査線の隙間を上下の走査線の情報を使って塗りつぶすことだ。アニメはもともと平面は「塗り」で均一なので、理論上は実写作品よりアップコンバートに適している。問題はトレス線などの境界の部分だ。特に斜めの線の場合、上下の走査線で「情報」が異なるため、1か0かのコンピューターには判断できないことがある。で、結局曖昧さを持たせるために多少「ボケ」を持たせることになる。結果、印象として線が甘くなる傾向がある。だから見比べると印象としてDVDの方が線がパキッとした印象になる。
これを以ってBlu-rayの画質は(思ったほど)良くないと断じる人もいるが、大画面になれば差が分かると思う。
実際、マスタリングの際もチェック用にDVDの映像と並べて見ているが、それでは差が分からない。だが、音響チェックの際に200インチのプロジェクターで見ていると、明らかに従来画像に比べて走査線が目立たない。その意味では間違いなく「高画質」になっているのだ。
まぁ、それをどう評価するかは個々の視聴環境の問題とかあると思うが、決して意味の無い作業ではないと思う。
今回、劇場版のみだが映像特典として35㎜フィルムからHDテレシネしたバージョンも同梱されている。それで見比べてみてもらうのも一興だろう。
付け加えれば、昨今のテレビ放送されているアニメもHD制作と言いながら実際にはSDで制作してアップコンバートでHD対応しているものが殆どだということ。
そういうユーザーを騙すようなやり方はどうかと思うが、カタログデータ的なものだけありがたがって、実際の画質の何たるかが分かっていないで騒ぎ立てるユーザーがいるのも困りものだ。
それにCG(2D)制作が主流になっている現在、フィルム制作の作品はどうしても傷とかゴミとかの問題があるし、比べれば印象として「キレイ」ではないかもしれない。だが、CGの無機質な感じよりセル画とフィルムの方が味があるのも確かだ。その辺にも思いを致しながら見てもらえると嬉しいのだが。










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| 未分類 | 21:59 | トラックバック:0コメント:1
コメント
昔の映画がブルーレイになってますが、別段綺麗になってるわけでもなくDVDと大差無いので、銀英伝はどうなのかなと思ってましたが、納得しました。
個人的にはDVDで満足してるので、購入予定は無いのですが(すいません)製作側の苦労とゆうか銀英伝を愛を持ってしっかり作ってる感が伝わってきて良かったです。

ブルーレイが終了すると過去の遺産を使い切ると言っては変かもしれませんが、新作の構想は無いのでしょうか、
劇場版アムリッツァの戦いとか期待したい所です。
2010.04.18 Sun 23:42 | URL | エルボー
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