アニメ『銀河英雄伝説』『新釈 眞田十勇士』『鬼神童子ZENKI』などのプロデューサー田原正利(正聖)の制作日記

田原正利のプロデューサー日記

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『銀河英雄伝説』拾遺集3
先日書いた「ケスラーが実はメガネキャラだったのではないか」という件、それ以外にも後から気付いたことがあって「ちょっとデザイン的に違ったかな」と思ったキャラも何体かはある。

代表的なのはルビンスキー。スキンヘッドからテリー・サバラス(刑事コジャック)のイメージでデザインしてしまった。(これは明確にモデルを指定したのか覚えが無いが、キャラの打ち合わせをしている時に「流れ」でそうなったような気がする)
だが、後になって「黒狐」の異名や、「目も鼻も口も全ての造作が大きい」との記述を読み返して、どちらかというとユル・ブリンナーみたいな感じでもっとシャープな感じにした方が良かったかと思った。
実際、作中では確かに好かれるような役どころではないが、3勢力のトップでもあり、描き方ではもっと人気が出たキャラではないかと思うのだ。
以前イベントで初期のウィークリービデオを並べて展示したことがあった。あれは各巻一人ずつのキャラが立ちポーズをとっているパッケージだったが、15巻がルビンスキー(これは両陣営が入り乱れる会戦話だったので、敢えて第3者のルビンスキーにしたのだが)だった。
すると女性ファンの一団がキャアキャア言いながら見ていて、15巻を指差し、「私これいらなぁい!」とのたもうたものだ。作品的には15話は最高の出来だと思っていただけに、「中身じゃなくパッケージで選ぶのかよ!」とも思ったが、それだけパッケージの重要さとルビンスキーの不人気さを思い知った出来事だった。そんなこともあって、ルビンスキーはもうちょっと「いい男」にしても良かったかなと思った次第。

もうひとりは逆に若くハンサムにし過ぎたかと思うのはマリノだ。このキャラは明確なイメージが湧かず、総監督の石黒さんに相談したところ「もう一人ぐらい黒人系のキャラがいてもいいんじゃないか」ということで「じゃあその方向で」なった。だが、何か特徴が掴めないままでいた。
後にフィッシャー亡き後の艦隊運用を任されるようになったことを考えると、もっと中年のベテランぽいキャラの方が良かったのではないかと思うようになった。名前も「マリノ」と言えば「サン・マリノ共和国」があるくらいだからイタリア系? ………で、後から湧いたイメージはスーパー・マリオみたいな感じのちょっと太ったおっさんキャラ。その方がヤン艦隊の中でもキャラが立ったのではないか?

まぁそんなことも含めて、ああすれば良かったとか、本当はこういうことをやりたかったんだけど予算や技術や時間の問題でできなかった、そういう「残念」はいろいろあるのも確かだ。特に初期の話数は、流石に20年も前の作品なので、ちょっと見返すのに小恥ずかしいものがある。
劇場版「新たなる戦いの序曲」を作ったのは、その辺の初期話数への不満の解消と言う側面もある。
劇場版の続きのシリーズ化構想もあったんだが、今となってはキャストが再現できないので製作不可能だ。まぁ「新たなる戦いの序曲」は本編の4話ぐらいまでを描いており、本編も5話以降は実質的に河中志摩夫が書いているから、その意味での「リメイク」は「序曲」で十分と言うことか。言い出せばキリがないしね。
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